軽さを追求する徒歩派のあなたへ。自立するのに小さく畳める新発想のペットキャリー

[2015/10/26 7:00 am | 編集部]

ラク
MIX・17歳。東京都千代田区三番町生まれ。食いしん坊だけどすぐにお腹をこわします。定位置は飼い主の膝の上。

使わないときはとことん小さいキャリーバッグ

猫との長時間の移動時にはハードタイプのキャリーが必要になりますが、徒歩圏内の動物病院などへのお出かけ時には、ソフトタイプのキャリーバッグをご愛用の方は多いのではないでしょうか。さほど大きくもない猫なら、普通のトートバッグでも使えないこともありませんが、動物病院での待ち時間や支払時にはちょっと手が離せるよう、自立するタイプが理想です。

そこで試したのが「ポータブル ペット キャリー」。この製品の特徴はなんと言っても収納時の小ささ。折り畳みタイプのキャリーバッグは数あれど、ここまで軽量・コンパクトで、かつ自立するタイプは珍しいのではないでしょうか。

本体はポリエステル製。傘のような生地でできており、畳んだときは大きめのカボチャくらいの大きさですが、中にスチール製の骨が入っていて、ねじって広げるとトートタイプのキャリーバッグに早変わりします。カメラ用の折り畳み式レフ板をご存じの方は、あれをイメージしていただけると近いと思います。重さも362gと軽めの折りたたみ傘程度。これが本当にペットキャリーかと思うほどの軽さです。

箱を開けると「この商品はばね(スプリング)の圧力で折りたたまれており、勢いよく開くことがあります。顔から十分に離してゆっくりと開いてください」という注意書きが
警戒しつつ広げましたが、本当に勢いよく膨らみます。近くに猫がいたら間違いなく飛び跳ねます。注意しましょう
広げてファスナーを閉めるとこんな感じです。匂いもないので特に抵抗もなく入ってくれました
メッシュの扉を側面に付いているマジックテープで止めると扉を開けておけるので、テント的な使い方もできます
底の裏側にはゴミ袋など、ちょっとしたものを入れるためのポケットがついています

広げてみると結構底面が大きいので、スペース的には十分な余裕があります。脱出防止用のリードなどはついていないので洗濯ネットなどの利用をオススメします

お出かけししてみて軽さを実感

というわけで、自宅から徒歩5分の動物病院まで出かけてみました。持ち手が短めなので男性は肩には掛けられないかもしれませんが、女性なら肩に掛け、猫を脇に抱えるようにして持てます(コートを着る季節になったらきついかもしれませんが……)。

生地が薄いのでバッグ自体に安定感はありませんが、猫ごと抱えるように持てば、これはこれでよい感じです。

使ってみて一番実感したのはとにかく軽いこと。ハードキャリーだとそれ自体が2〜3kgあり、猫を入れると7〜8kg近くなるので、少しの道のりも女性には大変です。

水洗いOKなので、汚れたら水拭きして乾燥させるだけなのもよい点。移動中にチビってしまうことがある猫でも安心。

元の形に戻せなくても省スペース

通院にも十分使えましたが、災害時への備えとしてひとつ持っていてもいい商品だなと思いました。このSPORTPETでは、「ポータブル ペット キャリー」と同じく、いざという時に心強い「ポータブル ペット トイレ」もあります。

たたみ方にはちょっと慣れが必要かもしれません。折るようにしながら骨の流れにそって丸めるようにしていくと、元の丸い形に畳めます。安全のためにゴムバンドもお忘れなく。ただ、畳むだけでもペタンコになって少しの隙間に置けるようになるので、小さなお子さまがいらっしゃる家庭では畳むだけの方がいいかもしれません。

小型犬でも使用可能ですが、推奨最高体重は6kgとのことなので、小さめ〜標準サイズ向きです。

  • 商品名:SPORTPET「ポータブル ペット キャリー」
  • 重量:362g
  • 材質:ポリエステル(生地・メッシュ部分)、スチール(芯)
  • サイズ:幅39.5cm×高さ33cm×奥行49.5cm(組み立て時)、幅18.5cm×高さ18.5cm×奥行8.5cm(折りたたみ時)
  • 価格:2037円(税込)
  • URL:http://www.sportpet.jp/dc-0041.html
  • 製造:中国
[編集部]