【猫飼いTIPS】寒い冬の防寒対策とは?

[2018/12/26 6:00 am | 編集部]

寒さが厳しい冬がやってきました。「猫はコタツで丸くなる……」といわれますが、愛猫はどんな様子でしょうか? 個体差はありますが、猫は基本的に暖かいところを好みます。室内飼育の場合でも部屋が寒すぎたり、乾燥しすぎたりすると、猫は体調を崩してしまいます。では、どのようなことに注意して寒い冬を過ごしたらよいのでしょうか?

猫の仕草や行動で寒さを読む

猫は暖かいところを好むので、寒さに弱いと思われがちですが、種類により差があります。個体差はありますが、一般的にペルシャやノルウェージャンフォレストなどの長毛種は寒さに強く、アメリカンショートヘアやロシアンブルーなどの短毛種は寒さに弱いといわれています。スフィンクスのような無毛種は特に寒さに弱く、冬は厚手の洋服を着ているほどです。また、代謝が活発な若猫はそれほど寒がらないのですが、老猫はとても寒がります。体温調節が難しい子猫も同様です。

猫の様子を見ながら、それぞれに合った防寒対策が必要です。猫は寒さを感じると体を丸めたり、毛を逆立てて体を膨らませたり、隅に潜り込んだりします。そのような仕草や行動が見られたら、部屋の温度を確認して、状況に応じて見直しましょう。

温度・湿度計は必須アイテム

猫にとって快適な温度と湿度を確認するには、飼育環境に温度・湿度計は必須です。ぜひ、愛猫のために用意しましょう。一般的に猫が快適と感じる温度は18~26℃といわれています。老猫や子猫はそれよりも少し高めで+2~3℃くらいがよいでしょう。生後間もない子猫がいる場合は、母猫の体温と同じ38~39℃の暖かさを維持する必要があります。ペットヒーターや湯たんぽを活用して暖かくし、冷気が入り込まないようにしてあげるとよいでしょう。

また、温度と同じように重要なのが湿度です。空気が乾燥すると、猫もウイルス感染のリスクが上がります。50~60%の湿度を保つように加湿器などで調整しましょう。

猫が体調を崩さないために重要なのは、温度差をつくらないことです。飼い主が在宅中は適温でも、外出中は暖房を切ってしまうので寒いとなると、猫の体調にも影響があります。10℃以上の温度差はつくらないように、外出中もエアコンを稼働させる、あるいはタイマーで指定の時間に稼働させるなどして、できるだけ温度差をつくらないようにしましょう。

なお、最近のエアコンは各種センサーで運転管理をするものが多くなっています。人の不在を感知して自動的に運転を切ってくれるスマートな機能を搭載している場合は、出かける時にはこの機能をオフにしましょう。この機能はあくまでも人間だけに有効でペットには対応していません。なので、オンのままだと運転を停止して温度はどんどん低下してしまうので注意が必要です。

ベッドやケージは窓から離れた場所に

猫は日向ぼっこが好きです。そのためベッドやケージを窓の近くに置いていることも多いのですが、冬場は外気に接している窓や壁の近くは、冷気で温度がかなり下がります。少し離れたところに置きましょう。また、暖かい空気は部屋の上部に向かうので、お気に入りのベッドはキャットタワーやタンスなどの高い位置に置くことをオススメします。床暖房のない床にベッドやケージを置く場合は、断熱マットや段ボールを下に敷くと冷たさを防げます。また、サーキュレーターなどを使用し、部屋の温度を巡回させるのもひとつの方法です。

意外に多い低温火傷に注意

低温火傷とは40~50℃の温度のものに長時間触れていることで起こる火傷のことです。通常の火傷とは違いゆっくりと進行するので、気が付いたときには、手術が必要なほど重症化していることも。ストーブにはカバーやガードなどを設置したり、コタツは時折冷気を入れたり、ホットカーペットにはカバーを敷いたりしましょう。安全に思えるオイルヒーターも長時間触れていると、同じように火傷しますので注意が必要です。また、カイロや湯たんぽもカバーを付けることが大切です。状況に応じて工夫することが大切です。

トイレや水飲みスペースも暖かく

部屋を暖かくしていても、トイレや水飲みスペースが寒い別の場所にあると、猫はそこへ行くことを渋ってしまいます。トイレを我慢したり、水を飲む量が少ないと、膀胱炎や腎臓病を患うリスクが高まります。また、先に述べたように、温度差は体調を壊す要因になります。トイレや水飲みスペースは暖かい部屋に設置するようにしましょう。また、水を飲む量が少ない猫の場合は、ぬるま湯にするとよく飲みます。水分を取ることはとても大切ですので、手間でも飲みやすいようにしておきましょう。

洋服を着せるメリットとデメリット

最近はSNSなどで洋服を着ている猫をよく見かけます。既製品からオーダーメイドまで、飼い主の好みによってさまざまなデザインの洋服を着て、愛らしい姿を披露しています。洋服を着せるメリットは皮膚や傷の保護のほか、寒さを防ぐというメリットもあります。短毛種の場合は防寒対策としてかなり効果的です。

しかし、デメリットもあります。毛繕いができないことです。猫は毛繕いをすることで体をキレイにしたり、体温調節をしたり、ストレスを解消したりしています。それができないことは大きなデメリットです。また、布や飾りを誤飲してしまうことがあります。飾りが引っ掛かりケガをしたり、パニック状態になることもあります。服を着せるときにはなるべく短時間にし、なるべく飾りのないものにすることが大切です。

まとめ

今年は12月になっても暖かい日が続いていましたが、その後、本格的に冬将軍がやってきました。寒暖差が激しいため、例年よりもさらに温度差に気を使う必要があります。24時間エアコンを使用するのは電気代が心配ではありますが、エアコンは起動時にかなりの電気代がかかるので、付けたままでも意外と電気代はかかりません。温度差によって猫が体調を崩したときの医療費のほうが高くなりますし、何よりも愛猫が辛い思いをしてしまいます。ぜひ、愛猫にとって快適な環境を整え、寒い冬を乗り切ってください。

[編集部]