【犬飼いTIPS】寒い冬の防寒対策とは?

[2018/12/25 6:00 am | 編集部]

寒さが厳しい冬がやってきました。「犬は喜び庭かけ回り♪~」と犬はいかにも寒さに強そうですが、それは外で飼育されている室外犬の場合です。犬種や飼育環境によっては寒さに弱いこともあるので、しっかりと防寒対策をしてあげる必要があります。寒すぎる日には、室外犬にも必要です。今回は室内犬、室外犬のそれぞれの防寒対策をお伝えします。

犬が寒がっている仕草とは?

犬は原産地や体格、被毛の厚さなどにより寒さの感じ方が違います。防寒対策を考える前に愛犬が寒さに強いか、弱いかを知っておく必要があります。比較的寒さに強い犬は寒冷地が原産国の犬種です。個体差はありますが、例えばシベリアンハスキーやアラスカンマラミュート、ダブルコートの柴犬やポメラニアンなどは寒さに強い犬種です。

暖かい原産国のチワワ、被毛が短いフレンチブルドッグ、シングルコートのトイ・プードル、マルチーズ、パピヨンなどは寒さに弱い犬種です。チャイニーズクレステッドドッグなどの無毛種は特に寒さに弱く、冬は厚手の洋服を着ているほどです。また、代謝が活発な若犬はそれほど寒がらないのですが、老犬はとても寒がります。体温調節が難しい子犬も同様です。

愛犬の様子を見ながら、それぞれに合った防寒対策が必要です。犬は寒さを感じると、震えたり体を小さく丸めたりします。また、水の飲む量が減っているときも寒いと感じていることがあります。水を飲む量が減ると、泌尿器系の病気にかかりやすくなりますので、部屋の温度を上げて、水分を取りやすい環境にする必要があります。また、寒さから便が緩くなり、下痢をしてしまう犬もいます。そのような仕草や行動、状態が見られたら、部屋の温度を確認して、状況に応じて見直しましょう。

温度・湿度計は必須アイテム

犬にとって快適な温度と湿度を確認するには、飼育環境に温度・湿度計は必須です。ぜひ、愛犬のために用意しましょう。一般的に犬が快適と感じる温度は24℃前後といわれています。老犬や子犬はそれよりも少し高めで+2~3℃くらいがよいでしょう。生後間もない子犬がいる場合は、母犬の体温と同じ38~39℃の暖かさを維持する必要があります。ペットヒーターや湯たんぽを活用して暖かくし、冷気が入り込まないようにしてあげるとよいでしょう。

また、温度と同じように重要なのが湿度です。空気が乾燥すると犬もウイルス感染のリスクが上がります。50~60%の湿度を保つようにタオルを部屋干ししたり、加湿器などで調整しましょう。

犬が体調を崩さないために重要なのは、温度差をつくらないことです。飼い主が在宅中は適温でも、外出中は暖房を切ってしまうことが多く、室温が下がることで犬の体調にも影響があります。10℃以上の温度差はつくらないように、外出中もエアコンを稼働させる、あるいはタイマーで指定の時間に稼働させるなどして、できるだけ温度差をつくらないようにしましょう。

なお、最近のエアコンは各種センサーで運転管理をするものが多くなっています。人の不在を感知して自動的に運転を切ってくれるスマートな機能を搭載している場合は、出かける時にはこの機能をオフにしましょう。この機能はあくまでも人間だけに有効でペットには対応していません。なので、オンのままだと運転を停止して温度はどんどん低下してしまうので注意が必要です。

ベッドやケージは窓から離れた場所に

ケージは日当たりのよい暖かい場所に置くようにします。しかし、冬場は外気に接している窓や壁の近くは冷気で温度がかなり下がります。少し離れたところが最適です。また、暖かい空気は部屋の上部に向かうので、サーキュレーターなどを使用し、部屋の温度を巡回させるのもひとつの方法です。床暖房のない床にベッドやケージを置く場合は、断熱マットや段ボールを下に敷くと冷たさを防げます。電気代とも相談しながら、いろいろと工夫をしてみましょう。

意外に多い低温火傷に注意

低温火傷とは40~50℃の温度のものに長時間触れていることで起こる火傷です。通常の火傷とは違いゆっくりと進行するので、気が付いたときには手術が必要なほど重症化していることも。ストーブにはカバーやガードなどを設置したり、コタツは時折冷気を入れたり、ホットカーペットにはカバーを敷いたりしましょう。安全に思えるオイルヒーターも長時間触れていると、同じように火傷しますので注意が必要です。また、カイロや湯たんぽもカバーを付けることが大切です。愛犬の行動や状況に応じて工夫することが大切です。

トイレや水飲みスペースも暖かく

部屋を暖かくしていても、トイレや水飲みスペースが寒い別の場所にあると、犬はそこへ行くことを渋ってしまいます。トイレを我慢したり、水を飲む量が少ないと、泌尿器疾患にかかるリスクが高まります。また、先に述べたように温度差は体調を壊す要因になります。トイレや水飲みスペースは暖かい部屋に設置するようにしましょう。

洋服を着せるメリットとデメリット

最近はSNSなどで洋服を着ている犬をよく見かけます。既製品からオーダーメイドまで、飼い主の好みによってさまざまなデザインの洋服を着て、愛らしい姿を披露しています。洋服を着せるメリットは皮膚や傷の保護のほか、寒さを防ぐというメリットもあります。短毛種の場合は防寒対策としてかなり効果的です。

しかし、デメリットもあります。室内で着せたままにすると体温調節が難しく、体調を崩すことがあります。皮膚の状態を確認しにくくなり、皮膚病を進行させてしまうことも。また、布や飾りを誤飲してしまうことがあります。飾りが引っ掛かりケガをしたり、パニック状態になることもあります。服を着せるときにはなるべく短時間にし、なるべく飾りのないものにすることが大切です。

冬でも散歩は大切な要素です

寒い日は飼い主も犬も散歩に行くのが億劫になります。しかし、適度な運動やストレスを解消することは、犬にとって大切な要素です。飼い主も暖かい服装で、愛犬にも体をすっぽりと包めるような暖かい洋服を着せて、散歩に出かけましょう。室内犬の場合は部屋が暖かく、外との寒暖差が大きいので、玄関などで少し気温の低さに慣らしてから出かけるとよいでしょう。

室外犬の寒さ対策は?

犬を室外で飼育している飼い主は、真冬の間の愛犬の生活が心配なことでしょう。まずは、犬小屋を日の当たる場所に移動させましょう。断熱材を貼った段ボールで犬小屋を囲ってあげると、風を直接受けることを防げるので防寒に効果的です。そして、犬小屋のなかには、毛布やベッドを入れてあげましょう。湯たんぽを毛布やタオルにくるんで入れてあげるとかなり暖かくなります。ポリタンクやペットボトルを利用することもできますが、すぐに冷めてしまうので、こまめに取り換えてあげましょう。

まとめ

今年は12月になっても暖かい日が続いていましたが、その後、本格的に冬将軍がやってきました。寒暖差が激しいため、例年よりもさらに温度差に気を使う必要があります。24時間エアコンを使用するのは電気代が心配ではありますが、エアコンは起動時にかなりの電気代がかかるので、付けたままでも意外と電気代はかかりません。ほかにも、飼い主の工夫で快適な環境をつくることができます。温度差によって犬が体調を崩した場合の医療費のほうが高くなりますし、何よりも愛犬が辛い思いをしてしまいます。ぜひ、愛犬にとって快適な環境を整え、寒い冬を乗り切ってください。

[編集部]