犬との暮らしで知っておきたいこと Vol.112

【犬飼いTIPS】クリスマスシーズンを愛犬と安全に楽しく過ごすための7つの方法

[2022/12/12 6:01 am | 編集部]

この季節、いろいろなイベントがあってワクワクします。それを愛犬たちも敏感に感じ取っているかもしれません。楽しくて、明るくてなにやら楽しそうだと。さらに、きらめくイルミネーションやかわいいオーナメントを見つけると、犬たちは好奇心を刺激されます。

愛犬とのクリスマスを安全に過ごすには

何か新しい物や出来事は、つねにあなたの愛犬の注意を引くでしょう。とくに、子犬はクリスマスツリーを見るのも嗅ぐのも、そしておそらく味わうのも初めてであれば、間違いなくトラブルに巻き込まれるでしょう。

残念ながら、オーナメントやティンセル、リボン、人間用のお菓子やプレゼントなど、誤飲の危険は数多くあります。私たちのかわいい妖精たちは、高性能の嗅覚で、包装紙をとおしておいしいお菓子のニオイを嗅ぐことができるのです。

そこで、装飾だけでなく、犬の安全を守るために、犬が危険な誘惑に負けないようなアイデアをご紹介します。

Ⅰ ツリーの飾り付けはしばらくしない

ツリーを設置したら、数日間はそのままにしておきます。そうすることで、愛犬がツリーをチェックする時間ができ、あなたも彼らをトレーニングする時間ができます。近くで遊んだり、ご褒美をあげたりして愛犬がツリーに興味を失い、いつもそこにあるものと認識したら、飾り付けを始めればいいのです。

Ⅱ テーブルツリーを選ぶ

愛犬の大きさによっても異なりますが、小~中型のツリーを立てて、テーブルの上に置くと、安全に飾り付けができます。その際には、椅子はちゃんとテーブルの下に入れましょう。椅子をステップにしてテーブル上のツリーを襲撃するかもしれません。

Ⅲ 食べ物の装飾を避ける

日本ではあまり食べる物を装飾する習慣はありませんが、クリスマス用のクッキーやリンゴ、オレンジなど、人間が食べてもおいしいものもツリーには飾らないほうがいいでしょう。

Ⅳ 季節の植物を床に置かない

ポインセチアやヒイラギ、ヤドリギなど、季節の植物はツリーの周りに置くと雰囲気が盛り上がりますが、ペットには有毒です。飾り付けをするときは、好奇心旺盛な愛犬がアクセスできない場所、たとえば棚の上などに置くようにしましょう。

Ⅴ 壊れやすい装飾品は高いところに置く

猫がクリスマスツリーで起こすカオスは、伝説になっています。犬はツリーによじ登ることはありませんが、目の高さにあるもの、特に光や音の出る飾りに興味を示し、簡単に食べてしまう可能性があります。ですから、大切なオーナメントや壊れやすい装飾品などは、アクセスできない高い場所に置きましょう。壊れた破片を愛犬が踏んでしまうと、肉球を傷つけてしまいます。

Ⅵ ゲートを使う

生木ツリーの水受け(バクテリアや有害な薬品)や有毒なもの(ポプリ、フェイクスノー)、火傷の危険のあるもの(キャンドル、電球、電源コード)には近づけないようにするのが重要です。ツリーの周りやツリーのある部屋の出入り口にゲートを設置するなど、工夫しましょう。

Ⅶ 近づかないようにトレーニング

対処療法的な対応は有効ですが、問題のある状況や潜在的に危険な状況を避けるためには、「ポジティブ・レインフォースメント・トレーニング」がもっとも効果的です。次のようなトレーニングでよりよい行動を促すようにします。

・名前を呼ばれてあなたの元に来たときにご褒美をあげる
・「ドロップ・イット」「リーブ・イット」「ファインドイット」
 などのコマンドを教える


愛犬が大好きなおやつを与えましょう。愛犬はあなたのコマンドに応えることで、ご褒美があることを知ることができます。そうすれば、誘惑が多いこの時期に頭を悩ませることがなくなるでしょう。

まとめ

犬はもともと好奇心が旺盛な動物です。特にクリスマスツリーは犬の興味をそそるものですが、さまざまな理由で危険が伴います。クリスマスツリーや装飾品を犬から守ることは、怪我や病気につながる事故を避けるために非常に重要です。

安全で楽しい年末年始を迎えるためには、防衛策をとるだけでなく、日ごろからのトレーニングが役立つこともあります。ぜひ一緒に試してみましょう。

[編集部]