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ゴミ屋敷の清掃現場に見る「多頭飼育崩壊」の真実

[2018/11/26 6:00 am | 編集部]

ゴミ屋敷の清掃現場に見る「多頭飼育崩壊」の真実

YOMIURI ONLINE | 2018/11/17 元記事を読む

このコーナーでは、注目ニュースに対する編集部や識者のコメントを紹介します。

この記事は、通常いわれている多頭飼育崩壊とは異なります。それは保護団体などが介在せず、ここだけで完結していて、いっさい問題が顕在化していないということです。それは、彼らが生活に余裕があったことが理由にあげられます。 普通の多頭飼育崩壊とは、かわいそうという感情のみで飼育をし始め、気がついたら多頭になり、飼育していくだけの手間や費用を賄えなくなってしまったということです。こういった場合は、保護団体が介在し、シェルターに受け入れられ、行き先を探してもらえます。
しかし、どちらも根本的な点では同一といえます。それは、現在の自分の状況を考えず、飼育するための基本的な知識も持っていなかったことにつきます。犬一頭、猫一頭で、何にどれだけの費用がかかるのか。そして、当然ですが避妊・去勢しないと、どんどん頭数が増えていくことになります。 相談できる先がなかったことが大きいのかもしれません。しかし、ペットと暮らすということを真剣に考えず、安易にペットを飼ってしまった弊害ともいえます。この記事からは、安易にペットを飼う危険性、さらに学ばない飼い主こそが不幸なペットを増やすことになるのだ、ということを考えさせられました。
[編集部]