ワイルドな容姿が魅力的なベンガル

[2016/09/09 6:00 am | 編集部]

ペトハピ編集部が実際に取材し、自信をもって紹介できる “真の優良ブリーダー” です。
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猫種:ベンガル
猫舎名:Catteryna Kanesei(キャッテリーナ カネセイ)
ブリーダー/動物取扱責任者名:清水 修/蒔田和子
登録情報:第227212027号
繁殖歴:6年
住所:静岡県焼津市駅北
電話:054-626-0005
メール:catterynakanesei@gmail.com
Webサイト:http://www.catteryna-kanesei.com/

静岡県・焼津市の焼津駅からほど近い住宅地の中にある「Catteryna Kanesei(キャッテリーナ カネセイ)」。自社ビルオフィスの3Fにキャッテリーがあります。猫たちは特注の独立した広いケージで優雅にくつろぎ、広いリビングでは自由に動き回っています。まるで猫マンションといったリッチな空間を持つキャッテリーです。「見学に来られた方は、猫カフェのように何時間も遊んでいきますね。そのうえで気に入った子猫を家族に迎えてくれています」と清水ブリーダー。のびのびと過ごせる、ストレスフリーの飼育環境をとても大切に考えています。

また、水産加工会社を経営していることもあり、キャッテリーの衛生面についても徹底した管理をしています。ペットとして飼い始めたベンガルに魅了され、会社経営の傍らブリーダーとしての道がスタートしました。「もともと凝り性な性格のため、理想的なベンガルを求めるがあまり、ブリードの世界にどっぷりと浸かっています」と笑います。後進のブリーダーを育てることにも力を注いでいて、リピーターの多いキャッテリーです。

ベンガルの特徴と魅力

ベンガルは野生のヤマネコ(アジアンレパード)と短毛種の家猫を交配してつくられた猫です。野生の血を受け継いでいるので、容姿はワイルド。丸みのあるくさび形の顔に力強い顎、はっきりとした頬骨などが、それを物語っています。筋肉質でがっしりとした体格、太い四肢は強いバネを持ち、高い身体能力を有します。ゴージャスな被毛はやわらかく光沢があり、スポットやマーブルの模様も迫力のある野生美です。「シルクのような毛質、美しい模様、そして大きさを重視しています。もちろん、よりスタンダードに近い個体を追求してはいますが、こだわりすぎるとどんどんサイズが小さくなってしまいます。やはり、ベンガルは大きくなければ」と清水ブリーダー。

ベンガルの子猫は意外にも弱く、繁殖を始めた当初はなかなか子猫が育たずに苦労をしたとか。早く大きくなって欲しいといろいろなものを食べさせたりしたそうですが、海外のブリーダーとの交流で、無理はせず自然に任せるスタイルにしたそうです。野生の血が強い猫ほど、そうほうがよいのかもしれません。清水ブリーダーが言うように、成猫たちはとても大きく、堂々としています。そして、美しい体の模様がそれを引き立てています。「日ごろから運動量も多く、好奇心旺盛な面もあるので、飼育スペースなどを工夫してあげるとよいですね」と清水ブリーダーは説明します。猫と一緒に遊びたいと考えている飼い主には、とてもよい猫種と言えます。

飼育環境

オフィスとしても使用しているビルの3F部分がキャッテリーとなっています。まずは手を消毒し、防菌加工されたスリッパに履き替えて入室します。それは、外部からウイルスや菌などを持ち込まないようにするためです。大きな空間を格子状の網でいくつかに区切り、その一つひとつが大きなケージになっています。室内は空調や温度管理がしっかりされていて、嫌なニオイもなくとても快適です。ケージの中には特注でつくられたキャットタワーやキャットウォークが設置され、猫たちは自由に動き回り、好きな場所でくつろいでいます。使用されている木材にも防水加工を施し、万が一猫がスプレーをしても染みこまない処理をしています。

また、猫を洗う設備も整えられています。さらに奥には子猫や繁殖中の親猫が暮らすケージを併設したリビングがあります。驚くほどの広さのリビングスペースは、猫たちの遊び場になっていて、まるで運動会のようです。見学の際には、元気な猫たちが出迎えてくれます。「人体に影響のないpH2.0という酸性剤を月1回噴霧しています。さらに、猫のスプレーなどにはpH13.5という超アルカリ性剤を使用してニオイも菌もすべて除去します」と説明するように、衛生管理を徹底しています。

それは、清水ブリーダーが水産加工会社のオーナーであることにも関係しています。「食品加工においては、安心・安全は最優先です。当社も2012年8月に国際標準の食品安全マネジメントシステムであるISO22000を取得しました。安心・安全面は、猫の繁殖の現場においても同じだと考えています」と清水ブリーダーは熱く語ります。ここまで衛生管理を徹底しているキャッテリーは見たことがありません。清水ブリーダーの本業での経験が大いに生かされています。飼い主にとって、とても安心できる飼育環境です。

ブリードの考え方

「完全アウトブリードです。ラインブリードはいっさいしません。もちろん、ベンガルはこうあるべきという理想を追求していますが、より強くたくましい猫を産出していきたいので」と清水ブリーダー。ベンガルは比較的新しい猫種なので、まだまだブリーダーも少なく、どうしてもその中で交配をしていると血統が近くなります。

アウトブリードは産まれる子猫のタイプが安定しないという面もありますが、その中で理想とするタイプに近い子を残しながら、外から血統が重ならない猫を迎えることで、強い猫を産出するように努力しているそうです。また、過剰に出産させないという考えも持っています。あまり出産をしないと子宮蓄膿症になりやすいという人もいますが、母猫には過剰なストレスを与えないほうがよいと考えています。個体差もありますが母猫の健康を第一に考え、個々に配慮しながら繁殖をしているそうです。

遺伝的疾患についての対応

「ベンガルは遺伝的疾患が少ない猫種です。わが家では遺伝子疾患はこれまで出ていませんので、毎年のワクチン接種時の健康診断で管理しています。もし、何かあればすぐに対応します」と清水ブリーダー。飼い主としても安心できます。「野生に近い猫種なので、ストレスに弱いということも聞きますが、徹底したストレスフリーの飼育環境で過ごすことにより、そういった因子を持たない猫になることでしょう」と話します。ベンガルという猫種をしっかりと理解した上で、遺伝的疾患について対応しています。

引き渡しまでの生活環境

母猫は産室となるケージで子猫を産みます。生後2カ月、ワクチン接種の時期まで、母猫と清水ブリーダーの愛情を受けながら兄弟姉妹と過ごします。その後、子猫たちは広いリビングスペースで遊びながら、さまざまなことを学び、社会性を身に付けていきます。「早ければ生後70日、遅くても生後90日までには、新しい飼い主のもとへ巣立っていきます。子猫の成長や飼い主の状況を考慮しながら、引き渡しの時期は決めています」と清水ブリーダー。子猫の幸せを考えて、安易な引き渡しはしていません。清水ブリーダーの子猫に対する深い愛情を感じます。

しつけ・お手入れ・アフターフォロー

ベンガルは短毛種なのであまり手入れは必要ないとのこと。「たまにブラッシングしてあげるとよいです。汚れたときにはタオルなどで拭いてあげれば充分です。ただ、個体差はありますが、男の子の場合は被毛が油っぽくなることがあるので、その場合はシャンプーが必要ですね」と清水ブリーダー。飼い主には少しでも分からないことがあれば、すぐに連絡してくださいと伝えているそうです。「ものすごいスピードで対応しますよ、魚屋だから。物事も白黒ハッキリさせます」と豪快に笑います。誰もが“頼れる大将”という印象を持つことでしょう。リピーターが多いブリーダーなのもうなずけます。

猫舎トピックス

清水ブリーダーは、愛猫のためにフードをつくってしまいました。使用している原料は、人間が食べる刺身用に使用されるマグロを使っています。「マグロは低カロリー・高タンパクで、猫のフードとしてとても適しています。さらに、必須アミノ酸のタウリン、皮膚の健康維持や毛づやに効果があるといわれているコラーゲンを配合しました。マグロ屋としての渾身の自信作です」とのことです。大量生産はしていないので、一般には流通していません。興味のある方は、Webサイトから注文して試してみてはいかがでしょうか。

[編集部]