「大佛次郎と501匹の猫」展が横浜で開催中

[2017/7/24 06:00 | 編集部]

大佛次郎記念館では、大佛次郎生誕120年を記念した展示「大佛次郎と501匹の猫」が開催中です。

この展示は、大佛次郎の文章や写真とともに、猫好きで知られる友人の画家・木村荘八の形見として贈られた「猫飼好五十三疋」をはじめとする「おもちゃ絵」コレクションや、童話『スイッチョねこ』の挿絵や絵本の数々、収集した猫の置物などの愛蔵品を紹介する、まさに「猫づくし」の展示となります。

猫飼好五十三疋

作家・大佛次郎は、「鞍馬天狗」や「天皇の世紀」などの代表作とともに、大の愛猫家として有名で、「私の家に住んだ猫の数は五百匹に余る」と豪語するほどです。つねに10匹以上の猫を飼い、人形や玩具を収集していました。集めた猫のグッズは、色もとりどり、形もさまざま、大きなものから小さなものまであります。素材が木製、陶磁器製、ブロンズ製、ガラス製と、バラエティに富んだ猫置物は必見です。

愛猫家であった大佛次郎

また、大佛次郎作の童話「スイッチョねこ」は、1946年に発表されました。そのときの挿絵は、猪熊弦一郎の手によるものでした。その後、絵本として、安泰(やすたい)・画「スイッチョねこ」と、朝倉摂・画「スイッチョねこ」が世に出ます。しかし、朝倉摂版は残念なことに、現在は廃版となり、手に取ってご覧いただく機会が非常に少なくなりました。この貴重な原画も初公開となります。

朝倉摂・画『スイッチョねこ』

そのほか、以前に記事でもご紹介した、歌川国芳の浮世絵『猫飼好五十三疋』(みょうかいこうごじゅうさんびき)の版画や、猫たちが銭湯に入っている様子が描かれた「おもちゃ絵」も展示されます。

おもちゃ絵のひとつの『ねこの湯屋』

猫好きだけでなく、夏休みに家族で楽しめる展示ですね。

「大佛次郎と501匹の猫」
会期:開催中~11月12日(日)※月曜休館(祝休日の場合は翌平日)
   前期(7/13-8/20) 中期(8/22-9/24) 後期(9/26-11/12)
   ※期間ごとに一部展示替えあり
開館時間:9月30日まで10:00~17:30(入館は17:00まで)
     10月1日から10:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:大人(高校生以上)200円 中学生以下は無料
URL:http://osaragi.yafjp.org/

[編集部]