ペットをもっと幸せにするために、正しい知識を身につけよう

[2016/08/17 12:00 am | 編集部]

私たちは、家族の一員であるペットのことをどれだけ知っているのでしょうか。例えば、ペットが体調をくずしたとき、問題行動を起こしたときなどに基礎知識があれば、迅速に適切な行動をとることができます。また、ペットに関わる人が遵守しなければいけない法律もあります。法律なので違反すると罰則があり、知らなかったではすまないのです。オーナーにきちんとした知識があれば、ペットもオーナーも困ることなく、いざというときにも慌てずに対応できます。ペットの幸せは、オーナーの幸せです。お互いに幸せに暮らすために、ペットについてより多くの正しい知識をもちましょう。

最寄りの24時間対応の動物病院の連絡先を目に見えるところに貼ってある人も多いでしょう。とはいえ、すぐに連れて行ける距離とも限りません。そうした予期せぬ事態には、オーナーの知識が大切になることもあります

正しい知識を身につけるには、それなりの勉強が必要です。また、個人の経験則だけによる知識は、かえって危険な事態を招く可能性があります。そこでオススメするのが、日本愛玩動物協会が実施している「ペットオーナー検定」と「愛玩動物飼養管理士」です。

基礎知識を試せる「ペットオーナー検定」

「ペットオーナー検定」は、ペットと暮らすうえで必要となる基礎知識プラスアルファをしっかり学ぶことができる検定試験です。ペットを飼っている人、これからペットを飼おうとしている人、いまペットを飼っていないけど興味がある人など、ペットに関する基礎知識をもちたい人に最適です。

家族でペットのお世話をしているならば、家族みんなで知識を身につければ、ペットとの暮らしもより安心なものとなります

「犬コース」と「猫コース」があり、自分の飼っている、または興味があるコースを選んで受検することも、両方受検することもできます。「ペットオーナー検定公式テキスト」に準じて出題されるので、テキストとセットでのお申し込みがオススメです。まずはトライアル検定に挑戦してみましょう。

例題:次のうち、最も誤飲しやすく致死率の高いものはどれでしょうか?
①ひも
②食器洗い用のスポンジ・タワシ
③ティッシュペーパー
④果物や梅干しの種

上記のような問題が出題されます。「犬コース」「猫コース」どちらも45問のマークシート式となります。

公式テキストはこちら
トライアル検定はこちら

試験は4月・7月・10月・1月の年4回で、2016年度は35都道府県で実施予定です。検定の申し込みはWebサイトから可能。検定料金の支払いは、クレジットカード決済か代金引き換えです。

「ペットオーナー検定」に合格すると合格証がもらえ、「ペットフレンドリーオーナー」に認定されます。正しい知識をもった、ペットにやさしい飼い主である証明になります。

ペットのプロになるための「愛玩動物飼養管理士」

もっと知識を深めたい、ペットと関わる仕事がしたいという人は、「愛玩動物飼養管理士」に挑戦してみましょう。

「愛玩動物飼養管理士」はペットに関する民間資格で、36年の歴史があります。ペットの習性や正しい飼い方、動物に関する法令などを幅広く学んで試験に合格すると、動物取扱責任者になれる資格要件として環境省や自治体に認められている「愛玩動物飼養管理士」になることができます。

満18歳以上ならだれでも申し込め、申込期間は春期申込(申込書受付期間:2月の最終の平日から4月の最終の平日必着)と夏期申込(7月1日から9月の最終の平日必着)の年2回で、資料・申込書の請求は無料でWebサイトからできます。

教材による自宅学習だけではなく、スクーリングに必ず1日出席する必要があります。さらに、模擬試験形式の「課題報告問題」の解答用紙の提出が、認定試験の予行演習になります。これを提出しないと認定試験が受けられません。そして認定試験に合格し、認定登録をすることで、愛玩動物飼養管理士名簿に登録され、手続きから1カ月前後で資格認定証が届きます。

と、ここまで読むと、なんだかむずかしそう……と思うかもしれませんが、合格率は80%前後とのこと。カリキュラムに沿ってきちんと学べば合格する難度とのことです。また、毎年1万人以上の申し込みがあり、有資格者は14万人以上。ペットの民間資格の中で圧倒的人気を誇るのが「愛玩動物飼養管理士」なのです。

資料請求はこちら

ペットのため、自分のために、正しい知識を

自分に子どもが生まれたら、体の成長や病気のことなど、育児の知識を身につけようとしない親はいません。しかし、ペットとなるとどうでしょうか。行き当たりばったりで世話をしていないでしょうか。経験則だけで判断していないでしょうか。困ったときに、ネットのQ&Aサイトを頼っているだけでは、正しい判断ができるとはかぎりません。

命あるペットときちんと向き合っていくには、正しい知識が必要です。ペットと幸せな生活をおくるためには、オーナーも成長しなければならなりません。まずは手軽に勉強できる「ペットオーナー検定」に挑戦してみましょう。知識があれば、オーナーの顔が自信に満ちて、ペットも安心することでしょう。

(協力/日本愛玩動物協会)

[編集部]