24時間ペットの見守りを可能にする、動物病院用モニターシステム

[2016/02/02 8:13 pm | 編集部]

医療機器の製造・販売を行うアークレイは、ペットの見守りシステム「CLAIRVO(クリアボ)」の販売協力契約を日本動物高度医療センターと締結し、2月2日より全国の動物病院向けに発売を開始し、動物診療の現場をサポートします。

CLAIRVOは、マイクロ波センサーと赤外線カメラを利用した非接触モニターを患者動物のケージに取り付けることで、24時間・動物病院内外でペットの様子を見守ることができるシステムです。

センサーがペットの体の動きや呼吸。心拍数をとらえてモニターし、動物病院内のWi-Fiネットワークを経由し、iPad/iPad miniで映像やグラフを見ることができます。また、インターネット回線を通じて、動物病院外でも見ることが可能で、入院中のペットの状態管理に役立てるのが目的です。

また、飼い主向けのお見舞い機能も搭載しており、飼い主にとっては来院することなく、ペットの状態を確認することができます。遠方の動物病院に入院したため、なかなか来院できないようなケースもあるでしょう。また、仕事帰りだと動物病院の診療時間内に間に合わないという人も多いでしょう。そんなときに、ペットの様子を確認できれば、飼い主も安心できるはずです。

CLAIRVOの主な機能
・非接触で心拍・呼吸・体動をモニター
非接触のため配線が絡まったり、外される心配がありません。また、ペットにストレスを与えることなくモニターすることが可能です。

・リアルタイム動画でモニタリング
広角レンズにより、広いケージでも隅々まで鮮明に動画で確認することができます。また、照度計付き赤外線カメラにより、暗くなったときには自動的に赤外線モードで動画の確認が可能です。

・院内・院外で情報を確認
院内ではiPad/iPad miniで、院外ではパソコン・スマートフォンで確認できます。

・温湿度のモニター
ケージ内に取り付けた場合、ケージ内の温度・湿度をモニターできます。簡易版ICUなどで問題になる温度・湿度の上昇をいち早く検出することができます。

・飼い主の“お見舞い機能”で情報共有
任意の日時のみモニターを閲覧できる、飼い主向けのお見舞い機能で情報共有が可能。飼い主にとっては来院することなく、ペットの状態を確認することができます。

・退院レポートの作成
インフォームドコンセントにも活用できる退院レポートを作成することができます。

・アラーム設定
心拍・呼吸・体動について、任意の閾値でアラームの設定ができ、任意のアドレスへ送信可能です。

[編集部]